ここではバレエについて少しお話しましょう。
といっても難しい歴史やスタイルについて語っても仕方がないので(よく知らないし)
楽しみ方なんぞ、書いてみます。


人気の演目
白鳥の湖

チャイコフスキー作曲

皆様よくご存知ですが。バカな王子がまちがえてちがう女に愛をちかってまうんですよ。
でも結末はいろいろで、悪魔に負けて姫共々あの世に行ってしまうバージョンと
二人の愛が悪魔を滅ぼすバージョンがあるんです。
普通良いオデットと悪いオディールの二役を同じ踊り手が演じるのですが、
ほんとまったくちがう人に見えたりするんですごいですわ。(衣装の色もあるんだけどね・・)


ドン・キホーテ

ミンクス作曲

これぞバレエの醍醐味!おいしいとこ全部つまってます!!
しあわせで華やかで楽しい!曲聞くだけで踊り出したくなるくらい。踊れないけど・・・
いかにもエスパーニャらしい気質のキトリと床屋のバジルがおりなす
ハチャメチャ喜劇ですな。



ジゼル

アダン作曲

ストーリー暗いよ!悲劇だもんね。
村娘ジゼルは身分を偽った貴族アルブレヒトと恋人同士になり楽しい毎日をすごしてたんだけど
ある日恋人は貴族でしかも婚約者までいると知り
ショックで狂い死にしてしまうのだ。そうこの【狂乱の場】がメチャ好き!
そして青白い世界。
夜の墓場で墓参りにくる男を踊り狂わせ殺してしまう乙女の霊の仲間になったジゼルだが
訪れたアルブレヒトを仲間からかばい救う。女をだますとこわいぞ〜という話よ、これは。
ここでの2人の踊り、このゆーっくりした踊りはかなり難しいらしい。
だって幽霊の動きだからさ。


バヤデルカ

ミンクス作曲

物語的には「ジゼル」と似たような展開です。ただ舞台がインドなのが異端。
寺院に仕える舞姫二キヤは恋人ソロルの婚約者の嫉妬をかい毒蛇を使って殺されてしまう。
そして黄泉の国なんだけど、これはソロルが薬でラリって夢みてるって感じですが、
ここの場面。とにかくコールドバレエがすばらしい。美しすぎて涙もので
すよ。


パキ−タ

ミンクス作曲

今ってこれ全幕上演される事ってないんですよね。たぶん・・・
見た事ないんですけど。全幕もんは。
なんかバレエ組曲って感じで、普通上演されてます。
すごいハキハキした踊りの連続で次ぎから次ぎへとこれでもかってくらいの勢いで
観客の心をくぎ付けにします。
バレエの醍醐味をムギュっと凝縮しちゃったような感じですな。
ピシッ!パシッ!としたバレエです。(笑)


くるみ割り人形

チャイコフスキー作曲

今さらなんですけど「くるみ割り」です。(笑)
年の暮れに「第九」と競い合うように上演される演目っすね。
ま、背景がクリスマス、イヴなんで仕方ないです。
主役のクララを子供が踊り、
大盛り上がりのグラン・パ・ド・ドゥをソリストが金米糖の精として踊る、謎の多い演目です。
昔見たときはクララも金米糖も大人のソリストが踊ってて、わかりやすかったような気もしますが・・・
バレエ団によってこれも演出がかなりちがうので
いろいろ見るとおもしろいか
も。


コッぺリア

ドリーブ作曲

このお話ポーランドのメチャ一般庶民の物語。
主役のおてんば娘スワニルダの恋人フランツが向かいの家の窓辺でいつも本を読んでる
美しい娘コッペリアにに想いを寄せてしまうことから
スワニルダの怒りをかい騒動に発展していく。
っていうか、はしょりすぎ?
けっこう複雑なもんで。
見所はやっぱり人形ぶりっすよお!
人形から人間に変化する時のお芝居ぶりがまたいい!
楽しい系のバレエです。



最近の
バレエ事情

はい。いつの頃からか、大人になって初めてバレエを楽しむ方が増えてきましたね。
それはほんとすばらしい事だと思うし、わたしとしてもかなりありがたい事でしたわ。
子供の頃習ってて大人になってまた始めたい人っていっぱいいらっしゃいますもん。
わたしもだったんですけどね。
それでなのかカルチャースクールなどに『大人になって始めるバレエ』の講座が増えました。(喜)
バレエの事を少しだけ知って楽しむだけのレッスン。
でもいつの間にか真剣に好きになってしまい、虜になっている方も知ってますよ。(笑)
発表会なんかにも出させて頂いたり、もう気分はバレリーナですわね。

バレエはとても奥深い芸術なんです。
それだけに飽きることなく、死ぬまでずっと好きなんでしょうな・・・(苦笑)